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仕事と介護の両立コラム 仕事と介護の両立はコスト意識が要|気力・体力・お金・時間をコントロールする

2025.11.30

仕事と介護の両立において、精神的負担の原因は「命」です。そして、その精神的負担を助長させるのは「コスト」です。
ここでいうコストとは気力・体力・お金・時間のことを言います。コストコントロールのヒントをお伝えします。

仕事と介護の両立というと、「制度の利用」や「会社の理解」といった言葉がまず浮かびます。しかし本質を一言で表すなら、それは「コストコントロール」です。
ここでのコストとは、お金だけではありません。
気力・体力・時間・お金。そして“わからないことがわからない”ことによって発生するムダ。
これらすべてが、ワーキングケアラーの生活を圧迫する“見えないコスト”です。

介護に直面した多くの人が、最初の段階で必ずこう言います。
「何をすればいいかわからない」。
この「わからなさ」こそが、最大のコストロスの原因です。

「わからないことがわからない」からはじまるコストロス

仕事と介護の両立というのは、それに直面している人たちにとっては普通の生活です。
どんな生活かといえば、家庭環境、職場環境、自身の心身の環境の最適化を図っている状態です。最適化とはつまり3つの環境のバランスが取れている状態を指しています。

このバランスが崩れた時には、当該環境のバランスを調整しつつ、他の環境のバランスも同時に調整しなければなりません。仕事と介護の両立という生活は、まさに綱渡りです。
言いかえれば、バランスが崩れたことに気づき、バランスを取り戻すことができれば仕事と介護の両立という生活は比較的スムーズだということです。

しかし、このバランスの調整の仕方がわからないために、時には綱から落ち、時には綱が切れ、という状態になり、ただただ時間が過ぎていってしまいます。時間が過ぎれば、さらに状況は変わっていきますし、気持ちは焦るばかり。無駄に体力も消耗していきます。そして無駄にお金も使っていく場合もあります。

情報社会ですから、ネットで調べればいろいろ情報は出てきます。

しかしながら「わからないことがわからない」状態で調べようと思っても、「何が正解」で「何が間違いなのか」もわからないはずなのです。つまり、ただただ時間が過ぎていくだけなのです。

自分は「わからないことが、わからない」ということを知っていると、次に進みやすいかもしれません。

課題発見までの時間

コストをコントロールするには「課題発見」と「課題解決」に注目するといいでしょう。
課題発見までの時間が長くなると、課題解決までの時間が長くなり、結果としてトータルのコストを多く使ってしまう場合があります。

では、課題発見までの時間を短くするにはどうしたらいいのでしょうか

介護は、いきなり問題として現れません。もちろん、はっきり問題として現れたとしても、それを「介護」と認識するまでに時間がかかるのです。

例えば最初は“些細な違和感”としてやってきます。

・なんとなく疲れる
・なとなく、いつもと生活リズムが違う
・なんとなく、家族に振り回されている

はっきりとした問題は「事象」としてやってきます。

・入院した
・何かが壊れた など

こうした違和感に気づけず放置すると、課題が“危機”に変わり、気力・体力・時間が一気に削られていくのです。

課題解決までの時間

課題を課題と認識した時に、次に、それをどうしたものか……と考えて、ついついネットサーフィンしていませんか?
それが「時間の無駄」なのです。

とにかく専門家を頼ることが優先

とにかく、専門家を頼る!専門家に連絡する!これに限ります。

●地域包括支援センター
 介護保険・制度・サービスの総合窓口。最初に相談すべき場所。
●病院の相談員(MSW)
 退院支援・施設調整など医療との接点を整理してくれる。
●会社の人事担当
 働き方や休暇制度の調整はここ。声を上げることが権利であり義務。
●有料老人ホーム紹介業者
 施設探しは素人が1人でやるとほぼ迷走する。最強の時間節約ツール。

この4つを押さえるだけで、あなたがかけるコストは劇的に下がります。

すでにサービスを利用していても頼れる人がいる

さらに、すでに介護サービスなどの利用をしている場合は、ケアスタッフも頼りになります。ケアマネジャーのみならず、サービス提供事業者のスタッフも知恵の宝庫です。積極的に相談しましょう。

「そんな大げさな感じではない」という遠慮が、気づいたときには大げさな問題になっている場合もあります。

頼る!連絡する!という感覚ではなく「コミュニケーションをとる」という感覚であれば、行動のハードルは下がりませんか?「話をする」ことで、もしかしたら課題が解決することもあります。

相談先は多いほうがいいが、信頼できるかどうかも大きなポイント

相談先は多いほうが、課題によって、相談先を変えることができて、よりスムーズな課題解決になることもあります。

しかし、相談先が多すぎると、今度はどこに相談したらいいのかわからなくなることもあります。

信頼できる相談先の見極め方

大事なのは「信頼できるかどうか」ではないでしょうか。つまり、会話の量が信頼の証です。

専門職の方が、あなたのコミュニケーションに対して、面倒くさがらずに、真摯に向き合ってくださるのか。会話の量が少ない相手を頼る地、時間というコストだけではなく、気力体力というコストにも大きな影響が出ます。信頼できる方とのネットワーク構築をお勧めします。

ネットの情報は裏どりを

ネット記事やYouTubeに答えを求めてもいいですが、その「答え」が正しいかどうかは、情報の出元をしっかり確認してからにしてください。
情報の出元は法律・行政が基本です。まずはここ!
記事の著者やYouTube配信者の私的な考えであれば、それを鵜呑みにする前に、法律・行政の情報と比較検討をすべきです。

コストコントロールをする本当の意味

介護は命に向き合う作業です。
精神的な負担があるのは、命に向き合っているからなのです。

自分以外の人の命と向き合う日々は尊いかもしれませんが、ストレスも大きいです。
時間やお金が浪費されると、おのずと、体力や気力が消費されていきます。
気力が消費されると、どうしても精神的な頑張りが効かなくなることもあります。

逆に、コストコントロールができるようになると、心に余裕が生まれて、その余裕が命と向き合う尊い作業にも余裕を持たせてくれることにつながります。

コスト配分ができるとなおよい

「コスト意識をもつ=ケチる」ではありません。
ケチることが、心の負担になる方もいらっしゃいます。

介護は長期戦です。
だからこそ、気力・体力・時間・お金をどこにどれだけ使うかを意識することが重要です。

・自分で抱え込みすぎない
・遊ぶときは遊ぶ
・「いざ」というときには投資する
・任せられるところは任せる など

この“メリハリ”こそが、あなたの心身を守ります。

介護は頑張り続ければ乗り越えられるものではありません。
頑張り方を調整しなければ、必ずどこかが壊れてしまうものです。

課題発見/課題解決の理屈はわかったけど……

理屈はわかっても、ついついネットでいろいろ調べてから挑みたくなる気持ちもわからなくありません。
しかし、やはり、無駄なコストは極力控えて欲しいと思ってしまいます。

そこで!

ついに、リニューアルオープンしました「ケアラーズ・コンシェル」
気持ちがもやっているのであれば、まずはケアラーズ・コンシェルのチャット相談を利用してください。次の行動を一緒に考えます。
あなたの、お守り・相棒・相談相手・としてご活用ください!

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