TOP > 仕事と介護の両立コラム > 家族の介護が必要になったときにどうしますか?

仕事と介護の両立コラム 家族の介護が必要になったときにどうしますか?

2016.04.16

pixta_19377341_XL
日本能率協会の「第6回ビジネスパーソン1000人調査【仕事と介護編】の調査結果がかなり興味深い。

家族の介護が必要になったときにどうしますか

「 今後ご自身の家族にあたる方の介護が必要になったとき、介護の主な担い手として誰を
想定していますか?」の設問に対し、「どうするかわからない」の回答が実に全体の58.8%であることが非常に興味深い。
年代別に見ると20代は60.4%、30代は69.2%、40代は64.6%、50代になってやっと41.3%、60代で47.1%である。
30代、40代の介護への興味関心が薄いことが考察される。
また50代においては「自分以外の家族が主な担い手」という回答が22.7%で調査全体では12.4%に対して倍以上の割合になっている。
勝手な想像ではあるが自分以外の家族=お嫁さんなのではないかと勘ぐってしまう。なぜなら、男女比でいえば「自分以外の家族が主な担い手」と回答した割合は女性が10.6%に対して男性は13.8%、「自分が主な担い手」と回答した割合は女性が19.8%に対し男性は12.9%となっている。
寿命が延びてかつ兄弟数が減っている現代人において、たとえ結婚していたとしても「同時多発介護」は当たり前に起きる可能性のある事象である。
しかし、介護は直面しなければ「担い手」についても考えるキッカケがないのではないか。
まだまだ「介護は他人事」であるという認識が垣間見れる調査結果と感じた。

「介護離職」の防止のために職場にあるとよいと思うことは何ですか。

「「介護離職」の防止のために職場にあるとよいと思うことは何ですか。」という設問に対して介護経験者の多くが「介護する社員に理解のある社風」を望んでいることも非常に興味深い。
次いで「上司・同僚の理解」「フレックスタイム制度」という結果になっている。「介護に理解のある社風」と「上司・同僚の理解」は若干似ているかと思うかもしれないが、
会社が両立支援を掲げていても実際の現場では理解されていない、という現実を浮き彫りにしているかのように感じた。
そして、何より「制度」よりも「社風」「理解」を求めていることが結果として現れたのは、やっと仕事と介護の両立の本質が露呈し始めた証拠ではなかろうか。

総評に共感

最後のページに「結果を受けてのコメント」がある。
ここに「仕事と介護を両立している社員の話を紹介するといった取組みが有効かもしれません」とある。
全くもって同感である。
とある人事の方が弊社の無料介護セミナーに参加していっていた言葉がある。
「従業員には介護経験者の話を聞きたい、っというニーズが高い。」
介護経験のない者においては「介護ってどうなの?」「仕事と介護を両立するってどういうこと?」という疑問や不安は拭えないところだと思う。
それに対して介護経験者の話を一度聞いておくのは大変有効であると思う。
もちろん弊社では講師派遣という形で介護経験を踏まえた介護への心構えや準備をお伝えしているが、
御社の中に必ずいると思われる、介護経験者または介護中の従業員にぜひ話をしてもらいたいと思う。
同じ会社であるがゆえに、業務の様子や社風を踏まえた両立経験談は
より一層自分事としてとらえることができるし、次に控えているものとしては大変有効な情報である。
何より、「隠れ介護」が減少するきっかけにもなるはずだ。
もしかすると介護中の従業員は「両立はできていない。」と感じているかもしれない。
その気持ちはよくわかる。
弊社のメンバーも「まだ辞めていないだけ。」の状態だという。
恐らく「両立できてたかもしれない」と実感できるのは介護が終わった時なのではないかとふと思う今日この頃である。

参考資料

一般社団法人日本能率協会「第6回ビジネスパーソン1000人調査 【仕事と介護編】」
http://www.jma.or.jp/news/release_detail.html?id=385

サービス一覧

お気軽にお問い合わせください

03-6869-4240

メールで問い合わせる

ページの先頭へ